未来を繋ぐ仕事とは
「防災事業」は、建物の未来をつなぎ守るため、今後さらに必要とされる仕事です。
例えば、日本は他国に比べ台風や地震といった自然災害を多く経験し、火災を防ぐための法整備も厳密に行われています。また、高度経済成長期に建築された多くの建築物の年数経過に伴い、様々な不具合箇所の是正が求められています。
防災事業は、このような社会ニーズに応え、未来へとつないでゆく架け橋なのです。
防災事業では、設備のメンテナンスを通して、お客様へ「安心」を届けます。
現状の点検結果報告から、改善が必要な事項をお客様目線でご提案することもあり、お客様から信頼と感謝の言葉をいただける機会が多くあります。
プロとして専門的な提案をし、お客様に喜んでいただけた瞬間は、防災事業の大きなやりがいのひとつです。
「防災事業」といっても、ハード面・ソフト面など当社が関わる防災は広範囲に及びます。
設備の種類1つ1つにも専門資格があり、ソフト面のチェックに関わる点検にも専門の資格があります。
専門性の高い分野のため、取得した資格は社会でもニーズが高く、多様なキャリアステージがあることも「防災事業」の魅力です。
日本に存在しているあらゆる建物には様々な消防設備が設置されています。
一番典型的な消防設備は、消火器や火災報知器です。
消防設備は、消防法により定期的に有資格者が点検し、決められた時期に消防署へ報告することが義務づけられています。
消防設備が万が一の時にも正常に作動するか?決められた場所に設置されているか?などを専門的にチェックし、建物の所有者様へ報告することが消防点検です。
多くの人が安心して生活できるように消防設備の点検・工事を私たちがさせていただいています。建物と命を守るという使命感を持って働けることが誇りであり、この仕事の魅力だと思います。様々な建物に入って仕事をさせていただくため、いろんな光景を目にしたり、たくさんの人と出会えることが楽しく、毎日ワクワクした気分で働いています。現場の環境によっては点検や工事の作業が難しく思う時もありますが、必ずサポートしてくれる仲間がいますので本当に心強く思います。
中島 幸祥
「定期報告」とは、一定規模の建物について適切な維持管理がされているかどうかをチェックする業務を指します。
イメージとしては「建物の健康診断」です。
調査の範囲は幅広く、建築基準法という法律にそって調査をします。
建物内外の破損箇所はないか?非常用の照明設備はちゃんと機能する状態になっているか?も調査項目の一部です。
最初は専門用語が分からないので苦労しましたが、責任者と一緒に現場に出向き経験を積むことで分かるようになってくる実感があります。
何よりも国家資格を取得することが、やる気のモチベーションに繋がり、自分の知識でお客様が納得・安心されることがうれしく感じる瞬間です。
宮本 和馬
一定規模の建物になると、停電になった際にも自動的に起動し、消火ポンプなどを動かすための電気を産み出す「自家発電設備」が設置されています。
この自家発電設備も、正常に起動して十分な電気を安定して供給できる状態にあるのか?をチェックする必要があります。
それをチェックする試験が「自家発電機負荷試験」です。
自家発電機に専用の試験機を接続して運転状況を観察します。
作業自体は高電圧の作業のため慎重かつ正確さがいりますが、しっかり点検しないと非常時に建物内にいる方の人命に関わる可能性があるため、自分たちが点検をし、正常に動くことを確認する事で人のためになる作業を行っていると言えます。
最初は不安な気持ちでいっぱいでしたが先輩方が一つ一つ細かくレクチャーして頂けるため、少しずつ不安はなくなり回数を重ねることで自信がつき、不安からやりがいに変わりました。
上村 力哉
「貯水槽」は、ビルやマンションの設置されている飲み水を貯める大きなタンクのことです。貯水槽に水をためておき、そこからポンプなどで各部屋に水を送っています。
貯水槽は、清掃メンテナンスを怠るとタンクに汚れが溜まり、衛生面で問題が発生する場合もあります。
当社の貯水槽維持管理業務は、貯水槽タンクの水を全部抜いて中の清掃と消毒作業を実施し、清潔な衛生状態を維持するために重要な役割を担っています。
住んでおられる方の生活に直結する仕事というのが非常にやりがいを感じます。自分たちが清掃させていただくことによってみなさんが安心して水を飲んだり、活用できるようになることを考えると失敗出来ないというプレッシャーを感じることもありますが、そうであるなら自分の技術を向上させることに集中でき、実際しっかりと技術が身につくことがとても嬉しいことです。普段入らない所に入ることが出来るのは私だけかもしれませんが秘密基地のようで楽しさがあります。
小寺 英留